こんにちは、あかりです。
ぷっくらしたフォルムが愛らしい多肉植物。
ガーデニングだけでなく、今やインテリアとしても注目されてます。
そのため、インテリアショップや雑貨店でも多肉植物を見かけることが多いですよね。
そんな人気の多肉植物ですが、
「違法行為が横行しているのではないか?」
という噂がネット上で多く飛び交っていました。
手軽に手に入る植物だからこそ、知らず知らずに、取り扱いを間違えて逮捕されてしまうリスクだってあります。
今回は、売ると危険な多肉植物に関する、違法行為の実態について調査していくので、気になる人はチェックしてくださいね。
多肉植物とは?
多肉植物とは、葉や茎にたっぷり水分を蓄えることができる、とてもタフな植物です。
もともとは砂漠のような乾燥地帯に自生してたので、室内でも簡単に育てられます。
その手軽さから、副業としても人気を集めています。
以下、多肉植物の特徴です。
- 水をためる能力があり、厚い葉や茎を持ち、乾燥地帯で育つことができる。
- 世界中に多くの種類があり、形や色、模様が異なる。
- 育てるのも簡単で、水やりの頻度も少なくて済むため、観葉植物として人気がある。
多肉植物は、空気をきれいにし、湿度を調整する効果がある、エコフレンドリーな植物としても知られています。
多肉植物で違法にならないために知っておくべきこと
それでは、多肉植物を扱う際に気を付けるべき点を紹介します。
種苗法とは?
まず、日本には種苗法(しゅびょうほう)という植物に関係する法律があります。
新品種を保護することで、新しい品種の育成を促し、育成者の権利を守るための法律です。
いわゆる、植物の著作権みたいなものです。
この権利を得るには、農林水産省の品種登録の申請が必要です。
登録品種の植物を取り扱う場合、
育成者(登録した人)以外が、許可なく、勝手に売ったり譲ったりしたらいけません!
育成者からの許可なく違反行為をしてしまうと、重い懲罰を受けることになります。
『種苗法』違反になると、個人の場合、
育成者権の侵害罪は
10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金
(法人の場合は3億円以下)
になります。
令和2年12月2日には、「種苗法の一部を改正する法律」が成立しました。
この改正で、販売する側も品種登録の表示が義務付けられ、
違反者には10万円以下の過料が課せられることになりました。
パッケージに、登録品種を示すPVPマークがついてる商品(下図参照)や、
「登録品種」「品種登録」と表示してある商品の販売・譲渡はNGです。
うっかり登録品種を販売・譲渡しないよう、気を付けましょう。
PVPの表示がない多肉植物は、登録されてない一般品種なので、自分で増やした苗や種を販売しても問題はありません。
登録品種でも、育成者から許可を得ていれば、その点を明記して販売することが可能です。
売ってはいけない多肉植物(登録品種一覧の調べ方)
登録品種については、下記の農林水産省の品種登録ホームページ内の、「品種登録データ検索」で検索することができます。
検索して名前が出てこなければ、販売可能な品種ということになります。
ちなみに、和名と英語(学名)の両方で検索する癖をつけておくと、検索漏れを防げます。
また、流通名と品種登録名が違う場合があるのでこちらも注意が必要です。
登録品種とは違う、流通名で調べたい場合は、「流通品種データベース」からも検索できます。
しかし、データベースに掲載されている品種も、すべてが登録品種とは限りません。
なかには出願中の品種や、登録期限が切れて育成者権が消滅した品種もあります。
出願中の品種は、将来的に登録品種になる可能性があるので、
勝手に販売するのは避けたほうがいいですね。
登録期限が切れた品種は、特許が切れた商品と同じなので、増やして販売しても違法にはなりません。
市販の多肉植物を購入して増やし、苗や種として販売する場合は、事前に登録品種でないかを確認しておかないと、違法売買になるので気をつけましょう。
多肉植物のブームは終わり?
2017年あたりから始まった「多肉植物ブーム」。
その理由の一つに、100円ショップで取り扱われるようになったことが挙げられます。
普段は興味のなかった人も、店頭に並ぶ多肉植物を見て、存在を知るようになったんですね。
他にも、中国やタイで多肉植物ブームが起きたため、中国人バイヤーが日本で珍しい品種を高値で購入し、増やして販売しようとした裏事情も。
ブームになった背景には、「100円ショップ」や「中国人バイヤー」の存在が大きかったんですね。
2016~2017年をピークにブームは徐々に下火になりましたが、未だコアな愛好家も多く、頻繁に売買が行われています。
下記のオークション相場検索サイト「オークション」では、
今でも個人間の売買は盛んに行われており、入札数も少なくはありませんでした。
多肉植物で起業するには?
多肉植物を使った副業は、趣味と実益を兼ね備えたビジネスです。
特に、趣味を仕事にしたい人は、ハマれば天職にもなり得るビジネスです。
もし起業したい場合は、特別な資格などは必要ありません。
多肉植物は簡単に育てて稼げる副業のため、手軽にできるビジネスで人気です。
最近では、ホームセンターや100円ショップでも手軽に手に入りますが、実は多肉植物はちょっとした工夫でどんどん増やせます。
ちぎった葉っぱを土の上に置いておくだけで、新しい芽が出てきて簡単に増えます。
増やした多肉植物を苗にして販売することで、少ない元手で大きく稼ぐことができます。
実際、多肉植物の人気が高まり、希少品種は高値で取引されることも多くなっています。
このため、「儲かる副業」として注目されてます。
多肉植物の栽培を副業にするための手順は?
多肉植物の栽培を副業にするための手順は以下の通りです。
このような手順で収益に繋がります。
次は、どんな販売方法が盛んなのか見ていきます。
多肉植物ビジネスの主な販路は?
多肉植物を売る手段として、以下のルートがあります。
- 自宅ショップや出張マルシェなどで露天販売
- フリマサイト(メルカリ、他)
- ネットショップやネットオークション(Yahooオークション、他)
次に、起業しやすくて人気のある「自宅ショップ」・「メルカリ」でのビジネスについてみていきます。
自宅ショップで多肉植物ってどうなの?
自宅ショップの最大の魅力は、お客様と直接やり取りできること。
ディスプレイを工夫し魅力的に見せることで、お客様に楽しんでもらいながら購入して貰えます。
ただし、立地によっては集客が難しいことも。
地域の特性を理解し、ニーズに合わせた品揃えが重要です。
上記のように、脱サラして起業するケースも珍しくないです。
好きな植物に囲まれて出来る仕事で、多肉植物マニアにはたまらない仕事ですね。
しかし、自宅ショップだと、開店時間や接客に時間と労力を割く必要があり、拘束されがちです。
メルカリ出品の多肉植物は違法で売れない?
メルカリは、広い市場で販売が可能なので、全国のお客さんにアプローチできます。
スマホ一つで簡単に出品し、写真を撮って説明を加えればすぐに販売できます。
しかしメルカリでは、同じような商品がたくさん出ていて、しかも安い価格で出品されていることが多いので、他の出品者との価格競争が激しいですよね。
魅力的な写真や丁寧な商品説明や梱包、迅速な対応が重要です。
メルカリで多肉植物を売る出品者は怪しい?
メルカリで多肉植物を購入する際には、出品者の信頼性をよく確認することが重要です。
詳細な情報や過去の取引履歴をチェックし、怪しい出品者からは遠ざかりましょう。
中には、違法まがいのグレーで怪しいケースもあります。
- 挿し木や挿し穂をして自分で増やしたものを、商品説明もなく出品している
- 違法と分かってて、敢えて、品種の記載をせずに販売していたりする
あまりにも違法が横行していってしまうと、さらに種苗法が厳しくなってしまう可能性もあるので、違法行為が広まらないようにしていくことが大切です。
安心して多肉植物を購入するために、注意深く選んでくださいね!
メルカリの多肉植物出品で起きがちなトラブルは?
多肉植物をメルカリで購入すると、時にはトラブルが発生することがあります。
では、その原因は何でしょうか?
多肉植物のメルカリ取引でトラブルが起こる主な原因は、種苗法について理解が乏しい出品者が多いということです。
実際に、転売NGの多肉植物が、当たり前に出品されており、
出品者に問い合わせてみると、「登録品種とは知らなかった」という回答が多くみられているようです。
また、すでに出品されてるから自分も大丈夫だろうと、登録品種かどうかも調べもせずに出品しているケースも横行しています。
他にも、令和5年6月、フリマアプリ「メルカリ」で、
種苗法に定められている登録品種を出品するユーザに向けた注意喚起がありました。
とあるYouTube動画では、
メルカリ事務局に違反報告しても、適切な対処はされないまま、
違法品種は、そのまま出品され続けてるといった実態を挙げて注意喚起していました。
残念ですが、ある意味でメルカリでは、種苗法の無法地帯と化してるのは、否めません。
購入者が違法な行為に加担しないためにも、購入側も、しっかり情報を精査して取引することをお勧めします。
トラブルを避けるためには、出品情報をよく確認し、信頼できる出品者を選び、適切なコミュニケーションを心掛けることが大切です。
多肉農家は稼げる?気になる年収は?
他にも、検索ワードで関心の高かった、「多肉植物農家」についても調べました。
意外と若い層にも人気で、脱サラして夫婦で多肉農家を始めた、なんて事例もありました。
多肉農家の魅力とは?
農家ショップでの販売は、規模を大きくして多肉植物を専門に扱う店舗を構える方法です。
専門店としての信頼性が高まり、プロっぽい印象を与えるので、お客さんからの信頼も得やすくなります。
自宅ショップやメルカリよりも、多くの品種を揃えることができて、豊富な品揃えが魅力です。
農家ショップでの販売は、多くの種類の多肉植物を扱えるというメリットがある反面、設備投資などの初期投資や運営コストが高くなります。
多肉農家の年収は?
多肉植物で起業して得られる年収は、さまざまな要因によって変わります。
ここでは、その要因や収入の目安についてわかりやすく説明しますね。
多肉植物農家の収入は非常に幅広いのですが、以下はあくまで一般的な目安です。
多肉植物農家の収入の目安
小規模農家
- 月々の収入は数万円から十数万円程度です。
- これは家庭での副業として取り組んでいる場合が多いです。
中規模農家
- 月々の収入は数十万円程度です。
- ここまで来ると、専業として成り立つ場合が多いです。
大規模農家
- 月々の収入が数百万円に達することもあります。
- このレベルになると、国内外への出荷や大規模なネット販売を行っていることが一般的です。
初めは小規模から始めて、徐々に規模を拡大し、効率的な栽培や多様な販売チャネルを活用することで、収入を増やしていくことができます。
収入を左右する要因
- 規模や品種、販売方法などによって大きく変わる
- 販売方法やコスト管理も重要
- 市場の需要を分析し、トレンドに合わせた品種を提供する
- 特に希少で人気のある品種は高値で取引されるため、収入が大きく跳ね上がる可能性がある
市場とトレンドを掴むセンスが問われますね。
こうしてみると、地道な作業と労力、そして時間が必須なのは明らかです。
大規模で収益を重視したい人にとっては、なかなか手間の掛かる作業となり、効率的ではありません。
多肉植物農家としての生活は、植物を育てる楽しさと収入を得る喜びの両方を味わえる素晴らしい仕事ですが、植物への愛情と根気強く続けていく忍耐力も必要ですね。
多肉植物を副業にするのは、趣味と実益を兼ねた素敵なビジネスです。
ただ、収益を得るまでには意外と時間がかかりますし、最初に種や株を仕入れるための初期投資も必要です。
だから、ある程度の経済的余裕と時間がないと、高収入を目指すのはちょっと難しいかもしれません。
手っ取り早く副収入を得たい人には、あまり向かないかもしれませんね。
でも、趣味として楽しんでいる人の中には、美しくて珍しい多肉植物を手に入れたい人も多いですよね。
上図は、KIDORIショップサイトより拝借しましたが、
お気に入りの雑貨や植物が増えるごとに、心が豊かになって日常がすごく華やぎますよね。
そんな人にとっては、数万~十数万円する多肉植物も魅力的ですが、流石にためらう金額だったりもします。
それでも、高額だけども、お気に入りの植物に囲まれて暮らしたい!という人にお勧めの副業があります。
実は、私も以前はお金がなくて、何の飾りもない殺風景な部屋で生活していました。
当時は、観葉植物を置くことさえ、贅沢に感じて買えませんでした。
でも、この副業に出会ったおかげで、経済的に余裕ができて、好きなものに囲まれて暮らせるようになったんです。
今では、植物にも興味を持ち、自分なりに多種多様な植物を装飾したりして楽しんでます。
- 好きなものに囲まれた暮らしをしたい人
- 副収入を得たい人
私がお勧めする副業に興味があれば、ぜひ下記の記事を読んでみてください。
多肉植物を売ると違法になるケースとは?
前途しましたが、「登録された品種を増やして売ったり、あげたりする」のはダメです。
育成者権の侵害になるため、違法です。
ちなみに知人やご近所さんに配るのもNGです。
譲渡も駄目というのは意外と盲点なので注意しましょう。
ただし、個人が自分だけで楽しむために増やすことは、
「趣味や家庭菜園」とみなされ処罰の対象にはなりません。
くれぐれも、違法にならないためのポイントは抑えておいてくださいね。
心配なのが、マルシェなどの出張販売。
販売者が適正な売買を行っていれば問題ないですが、稀に登録品種が混ざってたりする可能性も有ります。
販売者に確認したり、慎重に購入したほうが良いかもしれませんね。
違法で捕まったケース
種苗法で保護された品種を登録者の許諾なしで販売すると種苗法違反となります。
以下、調査してみると幾つもの事例が起こっていました。
≫ 2021年、フリマサイトに有名なぶどうの品種を出品して捕まったニュース。
≫ 東京都が17年かけて開発し、品種登録したイチゴを無断で増殖、無許可販売で書類送検。
≫ 令和2年11月、品種登録されたアジサイの苗を無断販売で種苗法違反で書類送検。
最近、フリマやオークションサイト、アプリで個人間の売買がすごく一般的になりましたよね。
ネット上で簡単に売り買いできるので、ついつい安易に個人売買をしてしまう人も多いです。
多肉植物も例外ではありません。
そこで大事なのが、「登録品種」の確認です。
種苗法によって登録されている品種を勝手に販売・譲渡すると違法になります。
多肉植物を売る前には、必ずその品種が登録品種かどうかをチェックしましょう。
安心して楽しむためにも、ちょっとした確認を忘れずに!
違法リスクを避けて園芸を楽しもう
多肉植物で起業することは、安定した需要と育てやすさから、魅力的なビジネスであると言えます。
フリマアプリでは、違法やグレーな商品が普通に売買されていることがあります。
なかには、種苗法なんて知らない、調べるのが億劫だと、法を無視して意図的に売買する人が一定数います。
買う側も知らないうちに、登録品種を自家増殖して販売してしまわないように気をつけてほしいです。
種苗法に違反した場合のリスクを考えれば、事前の確認はしておく方が良いです。
購入する前に、ちょっとだけ注意して確認することで、安心して楽しめますからね。
私としては、法に抵触するようなリスクを冒すよりも、確実に収益が見込める副業をオススメします。
今のご時世、国や行政を頼るのが難しくなってきています。
社会も仕事も不安定な中、頼れるのは自分だけです。
行動を起こして前に進んだ人だけが、望む人生を手に入れられる時代です。
毎月の給料も、税金や保険料で引かれて、手元に残るのはほんのわずか。
その中で家族を養い、人生を楽しむのは、本当に大変なことです。
まずは土台となる軍資金を得て、安心して好きなことに注力できる環境を手に入れてください。
小さな勇気と行動力さえあれば、今の環境は変えられます!
- 好きなことをするための軍資金が欲しい
- 副業で副収入が欲しい
- 手っ取り早く収入を増やしたい
- 初心者、スキルなしでも副業したい
上記に当てはまる人、お金を増やす方法に興味がある人は、下記の記事を読んでくださいね。